縁日

お知らせ

information

お知らせ

2026.02.21

春の気配を連れてくる、ちいさな住人たち

縁日の蜂谷淳平です。

ここ最近、まだ2月とは思えないような、暖かくやわらかい空気が流れています。
朝晩寒い日もありますが、自然は自分たちが思っているよりも一歩早く季節を進めているような感じがしています。
動物たちもその変化をちゃんと感じ取り、待ち侘びた春を先取るようにソワソワと姿を見せはじめます。

今日は、娘を連れて縁日で仕事をしていました。
「ちょっと散策してくるね」と、娘がひとりで里山へ歩いていったので、私はそのあいだ縁日商品の撮影を続けていました。
小さな春探しに出かけていったようでした。

サンショウウオ 里山

しばらくして戻ってくると、嬉しそうな顔で「池にサンショウウオの卵があったよ!」と教えてくれました。
“まだ早いんじゃないかな…”と思いながら一緒に見に行くと、本当にありました。

サンショウウオ 里山

縁日の池には、毎年クロサンショウウオ と トウホクサンショウウオの2種類のサンショウウオが春の訪れとともに帰ってきます。
どちらも絶滅危惧種に指定されている、貴重な生きものたちです。

かつて縁日の里山は荒れ、動植物が安心して暮らせる環境とは言えませんでした。
それでも、里山整備サポーターズのみなさんと少しずつ手を入れてきたことで、山の風景はだんだんと元の姿を取り戻し、また生きものたちが帰ってくる場所になってきました。

サンショウウオ 里山

サンショウウオたちも、その“帰ってきた住人”のひとつ。
毎年ちゃんと卵を生みに来てくれることが、私たちにとっては微笑ましくも、ちゃんと自然環境を整えていることをサンショウウオにもお墨付きをもらったようでホッとする瞬間でもあります。

サンショウウオ 里山

春の気配が濃くなり、娘が見つけてくれた小さな命が、静かに季節のページをめくるようで、心がふっと軽くなる、そんな時間でした。