お知らせ
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2023.10.16 お知らせ
\15日のヘンバイバライ無事終了!/
10月15日、前編のヘンバイバライ無事終了しました!
生憎の雨模様でしたが、会場には沢山の方々にお越し頂き、大盛況の「まつり」を開催することができました!
ヘンバイバライは土地に息づく大切なものを紐解きながら、みんなで続き方を考え作り上げる「まつり」として開催しています。
こんなに素敵なまつりになったことも、沢山の方々のサポートがあってこそです!
毎月整備を重ねてくれた里山整備サポーターズの皆さん、芸能団体が踊りやすいように重機で足場を整えてくれた『小庭事しみずさわ』さん、設営から片付け、当日の駐車場や受付、また細かな裏方作業をしていただいたヘンバイバライサポーターズさん、子供達の安全を考えて池の周りに竹垣を作ってくれた区長さんをはじめとした笹谷地区の皆さん、郷土芸能団体や関係者の炊き出しを100食分作ってくれた笹谷地区のお母さんと居酒屋の『こじこじ蔵』のマスター、スタッフや演者用のドリンク200本を協賛していただいた『みちのくコカ・コーラボトリング』さん、企画に賛同し、共に「まつり」を作り上げるスタンスで参加していただいた芸能・工芸・アートの皆さん、お花を包むチラシのアイディアを快く共有していただいた遠野市郷土芸能協議会ワーキンググループさん、そしてご来場いただいた皆様、また遠くからご支援いただいた方々、名前を上げきれないほど、多くの方々のお陰で、素晴らしい祭りが開催できました!本当にありがとうございます!!
会場となる縁日には、柔らかで温かい空気に満ち溢れていました。
郷土芸能は、本寺地区神楽、川西大念佛剣舞保存会、遠野郷 板澤しし踊りの3団体による迫力ある演舞を披露していただきました。
演舞が始まる前に各団体から、団体の成り立ちや演目の説明、見どころなどをご紹介いただき、演舞終了後には、観客の皆さんからのさまざまな質問に答えるなど、演者と観客の垣根を越えた交流があり、深く芸能に踏み込めるヘンバイバライらしい時間になりました。
自然の素材を暮らしの道具に変えてきた岩手の伝統工芸ブースでは、ものづくりワークショップなど、職人との交流を通して、ものづくりの背景に触れる時間になりました。子供達の飛び入り参加も多く、親子で賑やかにワークショップを楽しんでいる様子がとても微笑ましいかったです◎
「さとうひより」「永沢碧衣」による二人展では、東北の自然からインスピレーションを得てアーティスト活動をする、二人の作品の展示を行いました。(こちらの展示は29日まで、縁日石蔵ギャラリーにて一般公開中)
自然との繋がりを、踊りや歌で伝える郷土芸能と同じように、二人の作品はアートを通して、東北に息づく大切なメッセージや問いを伝える力があります。
東北を代表する二人の作品を一堂に見られる贅沢な展示を目当てに来ていただく方も多く、アーティストのトークイベントでは制作の背景に触れる素晴らしい時間となりました。(トークイベントも石蔵ギャラリー満員御礼でした!)
雨の降りしきる中、超絶技法の太鼓演奏を披露してくれたプロの和太鼓奏者・林幹さん。
雨音が屋根や草木に当たる音と和太鼓の音色が合わさり、自然とセッションしているかのような素晴らしい演奏でした。
今回、ヘンバイバライではお花(ご祝儀)の仕組みを取り入れました。
お花とは、芸能の披露に対して、演舞のお礼やこれからの活動の応援に、観客が直接ご祝儀を出す仕組みです。
芸能団体やアーティストの皆様も、お花の中から交通費や謝礼を捻出することにご賛同いただき、ヘンバイバライに出演いただいています。
ヘンバイバライ2023では「お花」は初めての仕組みでしたが、観客の皆様からも多くのお花をいただくことができました。
一見すると華やかな郷土芸能やアートですが、創作の裏側に日々の努力や苦労があります。
みんなで無理なく、できる範囲内で力を出し合う(お金だけではなくとも、ボランティアや、お礼の声がけなどもお花だと考えています)ことが、岩手の大切な文化を未来へ繋ぐ糸口になります。
板澤しし踊りさんは、口上(ご祝儀をいただいた方々のお名前の読み上げ)を行い、投げ草(お礼の演目)の披露もありました。
かつては当たり前に行われていたお花の仕組みをもう一度取り戻すとこで、お花を送る側も頂く側も郷土芸能をはじめ、その価値や続け方を考えていくことに繋がるとはず。
ヘンバイバライでは、お花というコミュニケーションツールを広げていきたいと思います。
前編となる15日開催のヘンバイバライがこうして無事に終えられたことを、改めて感謝申し上げます!!
後編は今月29日(日)!!!
さらに盛り上がる「まつり」になること間違いなしです!!
29日も催しが盛り沢山ですので、是非沢山の方にお越し頂きたいと思っています!!
どうぞ宜しくお願いします!!
ヘンバイバライのチケットはヘンバイバライページよりお求めいただけます▼
https://ennichi-satoyama.jp/news/976/