お知らせ
information
2024.03.18 お知らせ
「深山けもの」さんの暮らしと日常
2024年4月6日(土)〜14日(日)まで、縁日で「けもの舎」深山けもの作品展が開催されます。
「深山けものさん」は2023年、盛岡に家族でUターン移住し、市内農家さんの獣害対策を行いながら「けもの舎」として岩手県内の鹿の骨を使った細工作り活動を行なっています。
自然と関わりながら、自然と人との暮らしの調和を模索している『深山けもの』さんの日常にお邪魔してきました。
移住先のお家選びも山に近いことを条件にするほど、自然のある暮らしが大好きな「けもの」さん。
2児の母として育児に励む一方、罠の見回り、仕事、作家活動と多忙な日々を過ごされています。
罠はいつ獲物がかかっているか分からないため、毎日の見回りが欠かせません。
毎朝6時から毎日罠を見回り、罠のチェックや獣の痕跡に合わせ罠の位置を修正していきます。
けものさんが狩猟を始めたのはおよそ4年前。獣害により農家さんが苦しんでいる現状と、獣を捕獲する猟師さんの減少を知り、居ても立っても居られず猟師になることを志願し、狩猟生活がスタートしました。
岩手に帰ってきてからは、盛岡で狩猟をされているベテランハンターの小森さんに弟子入りし、罠の作り方から、設置方法、また獲物がかかった時の対処方法など勉強する日々を送っています。
近くに狩猟の経験を惜しみなく教えていただける存在は、狩猟を続ける上でとても心強いことです。
狩猟を続けることは、簡単なことではありません。
有害駆除の報奨金はあるものの、日々かかる費用に対し、ごくわずかです。
猟師さんの活動を少しでもサポートするために、地元の猟師さんから鹿の骨を買取り、活動の資金源する活動も広げています。
そうして生まれたのが、鹿の骨を使ったアクセサリー。
一点一点手彫りで掘られた作品からは、自然を愛するけものさんの優しさが滲み出たような温もりが伝わってきます。
深山けもの作品展は、けものさんの作品の展示販売も行いますので、是非手に取ってご覧ください。
また、けものさんもトークゲストに迎え、狩猟を初めてみたい方に向けた『狩猟スタートアップセミナー』も開催します。
どなたでもご参加いただけますので、ぜひご応募くださいませ。