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2025.09.20 お知らせ

10/26(日) 野祭 [ 前祭 ]— 土地と身体をつなぐ野の祝祭 —

11月2日に縁日で開催する『野祭(のまつり)2025』。

大地に足をつけ、その恵みをいただきながら生きる私たちは、
食べること、作ること、踊ること、、暮らしの中で常に自然とつながり続けています。

自然への感謝と命の循環を体感する場としてひらかれる「野祭」の前祭として、
10月26日(日)に小さな祭りをひらきます。
自分の手足を動かし、この土地の文化に深く入り込む2つのワークショップ。
岩手に根づく芸能や山の文化に触れてみましょう。

 

【日程】
2025年10月26日(日)

【会場】
縁日(〒021-0041 岩手県一関市赤荻字笹谷275)
※雨天の場合は、会場を「山目市民センター 笹谷分館(〒021-0041 一関市赤荻字笹谷28−1)」に変更して開催します。

【内容】
ー 10:00~12:00
  <1>永沢碧衣「動物の血でつくるプルシアンブルー」ワークショップ

ー 13:30~15:00
  <2>シシオドリワークショップ

【参加方法】
各ワークショップの申込みリンクからお申し込みください

 


【1】永沢碧衣「動物の血でつくるプルシアンブルー」ワークショップ

 

秋田を拠点に、東北の狩猟・マタギ文化に関わりながら、自らも狩猟者として山に立つアーティスト・永沢碧衣さん。
「生命の根源」を辿り、「人と生物と自然」の関係性を問う絵画作品を制作しています。
土地や素材と深く向き合いながら行われる碧衣さんの作品制作には、解体した熊の皮から膠を抽出したり、動物の血から顔料を作ったりといった、土地の命をいただきながら行われる画材作りも含まれます。

この10月、碧衣さんに縁日に滞在していただき、土地の歴史や風土に触れながら縁日の石蔵で作品制作を行うアーティスト イン レジデンスを開催することになりました。

その一環として開催する10月26日のワークショップでは、動物の血からつくる顔料「プルシアンブルー」を皆さんと一緒に制作し、その色を使って描く体験をします。

 

《内容》

<作る・知る>



動物の血でつくるプルシアンブルーの制作体験

<描く>

作ったプルシアンブルーで、永沢碧衣の作品制作に参加

 

●日時:2025年10月26日(日)10:00〜12:00

●参加費:3,300円(税込)

●お申込み

こちらの申し込みフォームからお申込みください。
https://forms.gle/ye4F2puvh4im9ohL6

 


【永沢碧衣 アーティスト イン レジデンスについて】

岩手県一関市・縁日に滞在しながら、東北のルーツ、地域の人や暮らし、鹿踊りや狩猟文化に触れながら、縁日の石蔵で作品制作を行います。

<期間>
2025年10月20日(日)~11月2日(日)

<作品公開>
11月2日(日)
完成作品の展示、縁日にてトークイベント開催予定

 

※レジデンスについて詳しくは後日お知らせします。

 

<作家プロフィール>



永沢碧衣 aoi nagasawa

1994年 秋田県出身 絵画作家
2017年 秋田公立美術大学 アーツ&ルーツ専攻卒業。
主に東北の狩猟・マタギ文化に関わり、自らも狩猟免許を取得。
狩猟者としての経験を重ねていくことで出会う種々のものとの関係性を記録・表現した絵画作品を制作している。
巨視と微視を行き来することで「人と生物と自然」の相関を問い、それらの境界線を溶解し消化することが創作の原動。
解体した熊から膠を抽出したり、切り株をキャンバスに見立てたり、石から絵の具を採取したり。
素材としてもモチーフとしても日々、山と向き合いながらフィールドワークを重ね、生命の根源や循環、記憶の痕跡を辿る旅を続けている。

 

 


【2】シシオドリワークショップ

岩手に続く郷土芸能の一つ、「鹿踊り(ししおどり)」。
人が「シシ」の姿に化け、大地を踏み清めながら力強く踊られるこの芸能には、命への感謝や供養、五穀豊穣への祈りが込められていると言われます。

装束の一つであるシシガシラ(鹿頭)を着けることで、 人でもなく、鹿でもない、ナニモノカの姿となって、 大地を踏み締め力強く踊ります。

見て楽しむだけの芸能ではなく、自ら踊ることでより深くこの土地の文化に触れることができる。
ダンボールでつくる鹿頭「シシガシラ」でシシに化け、本物の鹿踊りの舞手とともに学び・踊るワークショップです。

 

《内容》

<シシガシラを作る>


事前にお送りするシシガシラキットで自分だけの「シシガシラ」を作っていただきます。
制作は事前にご自宅で行なっていただきます。
ワークショップへはシシガシラを忘れずご持参のうえご参加ください。
※当日会場で制作希望の方は、当日11時〜作業ブースで作ることも可能です。(要事前申込み)

当日はシシガシラ品評会もありますので、ぜひ気合いを入れて自分だけのシシを作ってみてくださいね◎🦌

 

<鹿踊り演舞鑑賞>


行山流舞川鹿子躍によるシシガシラへの魂入れ(唄上げ)と鹿踊り演舞。

※鹿踊り演舞は、ワークショップ参加者だけでなく一般のお客様も観覧いただけます。(観覧無料)
※当日は「お花(郷土芸能の踊り手に演舞の感謝や活動の応援を込めて送るご祝儀のこと)」も受付いたします◎

<踊り体験>


舞川鹿子躍の踊り手と一緒に、鹿踊りの足捌きを習いながら踊りの体験をします。

 

●日時
2025年10月26日(日)
13:30〜15:00
(シシガシラキットを当日制作する方は11:00頃から会場ブースで作業できます)

●参加費
3,300円(税込)
参加費にはシシガシラキットの代金も含まれます。

●持ち物
・事前にお届けするシシガシラキットを組み立ててご持参ください。
・手ぬぐい (シシガシラ着用時のあご紐用として)

●お申込み
こちらのページからキットのご購入とともに、ワークショップへの参加申込みをしてください。

https://www.ennichi-shop.com/SHOP/ksi-p-15.html

キットの購入完了=申込み受付完了となります。

 

※今回、当日のワークショップへのご参加が難しい方も、キットのみを購入することは可能です。
購入時の選択肢でイベントに「参加しない」をお選びください。

 

<協力>

●行山流舞川鹿子躍保存会(岩手県・一関市)
鹿踊り

元禄13年(1700)、本吉郡水戸辺村(現在の宮城県南三陸町戸倉)の伊藤伴内持遠の書き記した巻物三巻によれば、行山流舞川鹿子躍は伊藤伴内持遠を元祖とし、6代目が相川村(現一関市舞川)の馬洗渕屋敷の吉田猪太郎に伝えられたとされています。
以後、村内はもとより、隣村などへ庭元(師匠)の手を経て、大正初期に洞屋敷佐藤治左衛門まで42代の庭元制を維持してきました。
戦争がはじまり一時活動を休止しましたが、昭和32年(1957)に有志で保存会を結成し、現在は会員25名で活動。小中学生への継承活動も行っています。

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●有限会社スマッシュ


宮城県仙台市のパッケージメーカー。
今回のシシガシラキットの製作を担当していただきました。

相手に気持ちを伝えるコミュニケーションの手段として生まれ、時代の変化にあわせて役割を進化させてきた「パッケージ」づくり。地域の課題や多様な社会の声に耳を傾け、 明るい未来を切り拓くパッケージを提案しています。

 


11月2日「野祭2025」(本祭)について詳しくはこちらのページをご確認ください。

https://ennichi-satoyama.jp/news/3446/

 

 

【お問合せ】

株式会社京屋染物店 縁日
Mail info@kyo-ya.net
TEL 0191-34-8030