縁日

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2023.04.21

店|わたしたちの「もの選び」の基準

縁日のある岩手は、四季がはっきりしていて、自然がさまざまな表情を見せてくれる豊かな土地です。

 

岩手の歴史をひもとくと、土地に暮らす人びとの幸せと繁栄を願った蝦夷の長「アテルイ」や奥州藤原氏など、平和と豊かな土地を守ろうと立ち向かう先人たちがいました。

岩手に暮らすわたしたちの根っこには、反骨精神と自主独立の気風があるのかもしれません。

 

 

前置きが長くなってしまいましたが、わたしたちの「もの選び」の基準についてお話ししたいと思います。

 

岩手の伝統工芸品である奥州市の南部鉄器は、岩手の風土と歴史が折り重なって生まれました。

今の奥州市周辺は砂鉄や金、銀、鉄などの資源に恵まれており、北上川を使った舟運に便利なこともあったため、鋳造地として選ばれたと言われています。鉄を鋳造する技術は奥州藤原氏の繁栄を担ったともされています。

 

 

縁日では、「もの」が生まれた風土や歴史がわたしたちの伝えてゆきたい思想に共感できるもの、地域で心地よい循環が生まれているものをセレクトしています。

 

ワークショップや企画展を開催しながら、作り手やそれを支える人々の思いを丁寧に、ゆるやかに伝えていきたいと思っています。

 

わたしたちが縁日を営む一関平泉には、世界遺産の中尊寺・毛越寺、猊鼻渓など、歴史と自然が感じられる魅力的な場所がたくさんあります。

 

わざわざ里山の縁日に来てくださったんだから、岩手のお土産屋さんとしても使ってもらえるような店づくりを進めています。

岩手旅行のお土産に渡したくなるような工芸や民藝、食品を取り揃えております。

 

 

ものづくりの発信拠点として、産地や一関平泉を元気にしてゆくことが、わたしたちの使命だと思っています。

縁日がつなぐものたち、ぜひゆっくりお手にとってご覧になってください。